ジョギングとダイエットとマラソン!? あるアパレル関係のセミナーで、面白い講演がありましたので簡単に報告します^^筑波大学の鍋倉賢治教授の講演で、スポーツ科学界ではちょっとした著名人とのことマラソンやランニングを題材に、脳や循環系、エネルギー代謝などの体の変化をとらえる研究をされており、 一見、畑違いの様にも思われますが、近未来のアパレルがアスリートの身体をモニタリング出来る様になれば良いという観点から、ご講演することとなったとのことでした。(ミズノなどとの取り組みもあるとのこと)■アパレルの視点を忘れて純粋に興味深い話 (講演の中で特に面白いと思った事について簡単に)・マラソンにおける「魔の30km地点」では何が起きているか!? 福士加代子選手の初マラソンでの失速などが有名ですが、原因は「オーバーペース」ペースが早いと何が行けないのか?上の表から運動強度が上がれば、「糖質」の消費量が上がってしまうとの事マラソンにおける消費エネルギーは約2500Kcalでそれに対し、体内で保有している「糖質」は1600Kcal程しかないとのことで、糖質だけではマラソンは走れないという事になります。ランナーが、体内の「糖質」が枯渇したことに気付いて、ペースを落としても「糖質」は消費され続けるので結果、走れなくなるとのことでした。オーバーペース及びオーバートレーニングは脱水、高体温、怪我の観点からまったくもって良い事ではなくまた、マラソンというスポーツ自体良い物ではないとのこと(笑)・ゆったりとしたジョギングほど健康とダイエット効果ありこれも上の表から、わかることでゆっくりと走れば脂質が消費される割合が上がります。さらに、「朝」走る方が「脂質」の消費量が多く、また、ジョギングは脳の健康にも良いとのことでした。・消費カロリーについて走るペースと全体のエネルギー消費量(糖質+脂質)は関係ないとのことで、 体重 × 距離 = 消費カロリー と考えて良いとの事例)60kg × 10km = 600Kcal・マラソン中のペース管理についてその日の体調やその日の気温などによって適正と考えられるペースが変化するが、マラソン本番中に身体の状況をモニタリング出来る要素は少なくその少ない方法で修正する方法(公式)を提案されていた。■質問についてこの講演を聞いてたほとんどの人が、思わず市民ランナーとしての視点から質問をなげかけていました(笑)ーーーーーーーーーーーーーーーーQ:80%以上の市民ランナーは自己流でトレーニングされていると聞きますが、正しい知識やランニングホームを獲得する為に、最初段階でトレーナーの指導を受けた方が良いのでしょうか?A:必ずしもそうは思いません。人間は2歳位から市民ランナーです(笑) そこで培ったランニングフォームを修正することは容易ではありません。 プロのアスリートでも日々フォームを修正しているのが現状です。 しかしながら、河内選手など自己流でも通用する人はいます。 でも、スポーツ科学の観点からテコ入れすれば彼はもっと良くなると考えます!ーーーーーーーーーーーーーーーー以上ですが、この講義を聞いてから私も走りたくてたまりません!もっとも、5km以下のジョギングですが。。。^^; [0回]PR