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仮設住宅の適正価格


「熊本地震2ヶ月、仮設住宅3600戸は必要」(読売オンライン)



この見出しの記事を読んで、
地震の規模を改めて思い知らされます。

ふと、仮設住宅の値段が気になり
ネットで調べたところ工事費込みで約500万円するそうな
(つまりは、180億円の支出・・・)



併せて、
検索結果によく見られたのが「高すぎる」という文言で、

要約すると、延べ面積90平方メートル(マンションだと3LDK)
の格安木造住宅が600万円台から建てられるのに
こんなに高いのは、役所との利権がらみがあるからだ
という。。。


利権やら汚職やらのことはよくわかりませんが、

通常よりも、儲けを多く得ることを黙認する代わりに、
担当の役人に賄賂を渡すということでしょうか。


確かにこの価格差なら、仮設住宅なんか建てるよりも、
大工さんに立派な木造住宅を建てて頂きますよね。


本当はもっと安くつくれるのか?

私の考えでは、なかなか難しいと思います。

何らかの災害が起こってから、
常用していない工場で、人員を確保して部材を作り、
現地でも沢山の人を集めて建築するからです。

また、どういった工場で作られるのかはわかりませんが、
ユニットバスの内壁を仮設住宅の外壁には流石に出来ないと思います。

よって、それぞれ専用の部材が必要となり、
流通に偏りが生じて原材料の相場が高くなると考えます。


計画的に前もって生産すれば良いのでは?

確かに自動車の様に計画的にラインに流せば安くなるでしょう。

もし、工場で製造した部材が何十年も持ち、
ほぼ無限に「在庫」出来るのであれば可能かもしれません。
(今回であれば3600戸分の材料です)

さもなければ、過剰在庫を捨てる時に、
製造原価、在庫費、廃棄費用が、次の生産分に乗ってきます。

発展途上国に格安で販売して、
損を減らすぐらいのことは出来るかもしれませんが、、、


似た様なものに「ユニットハウス」があります。

例えば仮設住宅を必要な設備だけ残して
小さくした様な「事務所」などがあります。
私は車を売る時に、中古車屋のガレージに併設している事務所を利用したことがあります。

価格は、
「ユニットハウス ナガワ」でググると



トイレ、流し台(風呂なし)で26平方メートルの
新古?ユニットハウスが250万円ぐらいで売られています。

実際に水道や電気などのインフラを整えたら、
いいお値段になると思われ、
仮設住宅の500万円も適正に見えて来ます。


仮設住宅ならではの価値とは
結局、仮設住宅は災害が起こった時に「迅速に建てる」ことができる仮住まいであり
見た目が残念だからといって、決して安くないものであるとの認識が必要だと思います。

その上で、
今以上に通常生産している部材を利用して安く設計するであるとか、
600万円台の木造住宅に負けない高級デザインにするであるとか
考えていくのが好ましいと考えます。

ーーーー         ーーー        ーーーーーーーーーーーー

えーっと、、、

実際に強烈な利権があって、
建設会社がボロ儲けで、
役人さんの懐あったかくなって、
一緒にキャバクラではっちゃけてたりなんかしてたとしても、

当方は、全く責任を持つつもりはありませんのでご了承ください^^!




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